暗号の一番古い形は「文字を別の文字に置き換える」ことでした。 ここではその原体験を、円盤を実際に回して味わいます。
A幕: 回して作る暗号
内側の輪をドラッグ(スマホはタッチ)して回してください。文字を入力すると、その場で変換されます。
鍵: 0
暗号文:
数式で見る
シーザー暗号は、アルファベットをshift文字分ずらすだけの置き換えです。
暗号化: C = (P + shift) mod 26 / 復号: P = (C − shift) mod 26
B幕: 回して破る
鍵(何文字ずらしたか)を知らない相手は、26通りを全部試すしかありません。
暗号文(鍵は秘密):
C幕: では現代の鍵は
鍵の候補が26通りしかないから一瞬で破られます。では鍵の種類を増やしたら?
毎秒1兆(10^12)鍵を試せる装置がいまも動いているとして:
シーザー暗号のような単純な換字式は、文字の出現頻度を分析するだけで 機械の助けなしにも破られてきました(第二次世界大戦のエニグマも、 仕組みはずっと複雑になった換字式暗号の一種でした)。 鍵の「数」を増やすことこそが、現代暗号の第一歩です。