⑤ GPUの間

なぜ画面描画専用機が計算の主役になったのか

このマシンには、CPUに内蔵されたGPU(Intel HD Graphics 4600)がありました。 画面出力専用でヘッドレス運用していたため、実はほとんど眠っていました。 使われていないハードも、正直にそのまま見せる——それがこの部屋の出発点でした。

2026-08-07、この部屋は「現在形」から「過去形」になった

このサーバに専用GPU(GTX 1050 Ti)が増設され、BIOSがGPU優先起動に切り替わったことで、 内蔵GPU(HD 4600)は無効化されました。以後i915ドライバは読み込まれず、 このマシンにHD 4600の実クロックはもう存在しません。ライブ表示は撤去し、 無効化される直前に実機で観測した最後の値を記録として残します。

最後に観測した実クロック(2026-07-24時点)
約200MHz付近で静止
最後に観測したRC6省電力残留(2026-07-24時点)
約99.9%(ほぼ常時省電力)

その後、このマシンの計算専用GPUはどうなったのか——いまの状態は ⑦dGPUの間で見られます。

CPUとGPU、アーキテクチャの違い

CPUは少数の複雑なコアで1本の処理を素早くこなします。GPUは逆に、 単純な演算ユニット(EU)を大量に並べて、同じ処理を何千件も同時に 流します。「幅の広い単純作業」はGPUが、「複雑な一本道」はCPUが 得意です。

CPU: 4つの複雑なコア Core 0 Core 1 Core 2 Core 3 GPU: 20個の単純な演算ユニット HD Graphics 4600(このマシンの内蔵GPU)

砂場: あなたの端末で並列計算を体感する

同じマンデルブロ集合の描画を、CPU(JavaScriptで1ピクセルずつ)と GPU(WebGLシェーダで全ピクセル同時)で実行し、実測fpsを比較します。 これはこのマシンではなく、いまこのページを見ているあなたの端末の CPU/GPUで実行されます。

CPU(JavaScript)

GPU(WebGL)

④の間とのつながり

④メモリの間で見た主記憶は、CPUとGPUの両方が 使います。GPUがメモリ帯域を大量に消費するのは、まさにこの部屋の 砂場のように、大量のピクセルを一斉に読み書きするからです。